新調した服は必ず汚されるの法則

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秋になったので、6万円出して思い切ってベージュのコーデュロイのスーツを新しく買った。もう30歳も過ぎた身では、3万円の安物スーツをいつまでも着ているわけにはいかない。

そのスーツを着て、会社帰りの西武線の電車に乗った。池袋で電車に座って待っていると、30代ぐらいの男性が缶チューハイのような飲み物を持ったまま隣に座ってきた。

まあそれはいいのだが、電車が動き出すと、その男性は、座ったまま寝入りだして、僕の肩にしなだれかかってくる。まあそれもまだ許せる範囲なのだが、大泉学園の駅に着いたとき、そのオッサン、電車が止まった拍子に持っていた飲み物を思いっきりこぼしやがった。

そのとき、僕は違う方向を向いていてその瞬間に気づかなかった。なんか身体が冷たい!と感じて振り向くと、そのオッサンが座席を水浸しにしていたのだ。当のオッサンはバツが悪そうに「スミマセン」と小声でうわごとのようにつぶやくと逃げるようにドアからホームに降りていきやがった。おかげで僕の6万円スーツは台無し。こんなことなら、寝てる間にオッサンの財布でもスッておけばよかった。

かなり前になるが、滅多に着ない高いスーツをたまたま着て会社に行き、昼食の時間に食堂に行くと、近くにいたオッサンが食べ物を満載したトレーをはずみでひっくり返し、その飛沫が僕のスーツにかかったこともあった。もちろん、わざとじゃないので怒るわけにもいかず、ぶつけどころのない怒りに打ち震えるしかなかったのだが、どうやら、僕が新しい服や高級な服を着ていると、きまって誰かが狙ったようにそれを汚しにかかるかのようにさえ思える。

いっそのこと、高いスーツを新しく買ったら、まずはゲロでも吐いて一度汚してから着るようにしたほうが、余計な気負いが消えて意外と良かったりして……なわけないか。

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このページにはMasayuki (Yuki) Kawagishiによって2004年10月 8日 00:58に投稿されたブログ記事があります。

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