年が明けたばかりの頃は呼び慣れなかった2004年(平成16年)という年も、いよいよ最後の日となった。昨日、実家に帰ってきた僕は、こうして今年の来し方を振り返っている。
ここ数年は毎年、僕にとって新しい物事との出会いがある。特に30歳になる前後あたりからは、なおさら密度の濃い体験が多い。昨年は飛行機とミュージカルに出会った年だったし、その前の年は初めての海外(米国)との出会いがあった年だった。
今年は、まず何といっても、ブログとの出会いであろう。今年の1月に若い女性2人が芥川賞を取ったのを機に、文芸関係、特にものを書くことへの関心が高まってきたのと相前後して、ブログブームに火がついたことから、今年の2月から自分のウェブサイト上にブログを開設した。開設当初ほどのモチベーションは今は薄れてきたとはいえ、なんとか息長くここまで続けてこられたのは何よりである。
一方で、文芸関係の世界は、単なる憧れや興味だけで首を突っ込めるものではなく、相当個性が強くないとつとまらないのも事実である。それは、ある見方をすれば「電波」と言えるかもしれないものであり、周辺から色々と批判されたり、悪く言われたりすることもある。今年、実際にその世界の人とも出会ったのだが、いろいろな方面との確執や軋轢、周辺の香ばしい世界を目にするにつけ、この世界はそうそう甘いものではないことに気づかされた。駆け出しの小説家でさえこうなのだから、さきの芥川賞2人など、さだめしそれに倍する中傷を受けているに違いない。
アジアとの出会いも今年の大きな出来事だ。6月にシンガポール、11月に香港を訪れた。このアジアの2大都市を訪れ、外国はアメリカだけではないことに気づかされると同時に、中国を中心とした壮大なアジア文化圏の魅力を味わうことができた。
また、そこでGSMの携帯電話にも触れることができた。日本での今までの携帯電話の使い方と違う使い方が、そこにはあった。好きな電話機を自由に買ってきて、そこにキャリアのUSIMカードを挿して使うというやり方、SMSを使ったショートメッセージによるコミュニケーション、そして他キャリアローミングについて、その合理性を肌で感じることができた。その影響を受け、年末には折しも発売されたVodafoneのWCDMA/GSM端末を入手した。
総合的にみて、今年は災害も多く、あまり良い年とは言えなかった。個人的にも、金運はもうひとつだったし、女性関係で人生を大きく変えるイベントには出会うことができなかった。来年こそは平和で幸せな年になるよう祈りたい。

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